テラスやバルコニーの違いは？　工事内容についてもご紹介

テラスとバルコニーの違い

テラス

テラスという言葉は、もともとフランス語で「盛土」という意味です。建物の一階部分から外側に飛び出ている床のあるスペースのことをいいます。高床式になっており、リビングから直通でつながっていることもあります。床は木材やタイルなどを用いることが多く、木材を用いたテラスはウッドデッキとよく似ています。テラスとウッドデッキの違いは、ウッドデッキのほうがやや広いというところです。

バルコニー

バルコニーとは、建物とは別に外に突き出している屋根のないスペースのことをいいます。バルコニーは屋根がないことがポイントです。マンションなどで屋根があるように見えるバルコニーも、上の階の床部分がバルコニーの上にあるというだけで、バルコニーのための屋根ではないため「バルコニーの屋根」とはなりません。日本の建築基準法施工令においてはバルコニーは100㎝以上の幅を設け、110㎝以上の手すりをつけなければいけません。

ちなみにベランダは

ベランダはバルコニーとよく似ていますが、ベランダのほうは人が歩く十分なスペースがあり、かつ雨をしのげる屋根があることを定義としています。大きな違いは屋根があるかどうかです。

テラスのバルコニーの工事例

テラスやバルコニーの工事にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。代表的な施工例の一部をご紹介します。

床の塗り替え

ベランダやテラスは外に面している場所なので雨や風、紫外線などに常にさらされる場所です。使っているうちに汚れや塗装の剥がれ、木の腐食などが目立ってきます。そこで定期的に床を塗り替えなければいけません。塗り替えといっても、ただ塗ればいいだけではありません。下地、防水、トップコートの3種類の塗料を重ね塗りする必要があります。理想のタイミングは5年ごとの塗り直しになります。

テラスをウッドデッキに変える

テラスをウッドデッキに変える工事も最近流行りです。テラスのスペースを少し広げ、ちょっとした目隠しを設置し、専用の木材を敷き詰めれば、家族でバーベキューをするようなスペース、読書スペース、ティータイムの場、家族でのんびりとした時間を過ごすくつろぎのスペースとしても活用できます。

手すりの設置

ベランダやバルコニーの手すりが高い場合、外光が屋内に入りにくくなる場合があります。お部屋の中に光が入らず、暗い印象にお悩みの方は、少し手すりを低くし、明るい色味の手すりを設置することでお部屋の中を明るくします。

テラス/バルコニーの工事ポイント

テラス/バルコニーの工事をする上で、覚えておいたほうが良いポイントをご紹介します。

耐久性防水性には気をつける

テラスやバルコニーは常に野ざらしの状態にありますので、雨や風、紫外線の影響をもろに受ける場所でもあります。用いる素材はなるべく耐久性や防水性に優れたものを選んだほうがいいでしょう。耐久性/防水性と値段は比例する関係にあります。耐久性/防水性が高い素材はお値段が張りますが、かといって安い素材を使ってしまいますと、耐久性/防水性が十分でなく、テラスやバルコニーの寿命を縮めてしまうことになりますので注意しましょう。

思わぬ腐食が進んでいることも

テラスやバルコニーは外にある部位ですので、自分が想像しているよりも腐食や劣化が進んでしまっていたなんてことも考えられます。工事やリフォームをお願いする際は、安全性のチェックも合わせてお願いするようにしましょう。

アフターフォローも大切

テラスやバルコニーは外的な要因で劣化しやすく、安全性にも関わる場所なので定期的なメンテナンスが欠かせません。定期的なメンテナンスで問題が発生すれば、施工業者によるフォローも必要になってきます。そのため工事をすれば終わりというわけではなく、定期的なメンテナンスやアフターフォローを請け負ってくれる業者を選ぶことも大切です。

まとめ

テラス、バルコニー、ベランダは似ているようでそれぞれ少しずつ定義が異なります。こういった違いも覚えておくと便利でしょう。また、テラスやバルコニーは光や外の空気を取り込み、住む人の生活に潤いを与えてくれます。同時に安全性に気をつけなければいけない場所でもあります。日頃からメンテナンスやアフターフォローをしっかりと行っておきましょう。毎回違う業者ではなく、決まった業者に定期的に点検やメンテナンスをお願いするほうが安心です。

「GO TOTAL EXTERIOR（ゴートータルエクステリア）」ではテラスやバルコニーの工事を行っております。無料のご相談やお見積りも承っておりますので、工事やリフォームをお考えの方はぜひ一度当店へご連絡ください。